1リットルの涙
- Story -
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その夜、亜也は、眠ることが出来ず、病院の電話コーナーから家に電話しようとする。が、手が震えてしまい、上手くボタンが押せず、カードが戻ってしまう。
家にいた潮香は、何故か急に亜也のことが心配になり、病院に向かった。潮香に気づいた亜也は、眠るのが怖くて潮香の声を聞きたかった、とポロポロ涙をこぼした。「あたしに出来ること…もうひとつもなくなっちゃうよ…」。そういって泣き続ける亜也を抱きしめていた潮香は、ある決意をした。潮香は、病室に戻ると亜也が書き続けていた何冊もの日記を取り出し、亜也には書くことがある、と告げた。亜也は、そんな潮香に懸命に手を伸ばして応えた。

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