1リットルの涙
- Story -
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麻生家では、佐和子(兎本有紀)が芳文(勝野洋)に保護者会の経緯を報告していた。亜也がこのまま東高に通い続けるのは困難だ、という芳文の言葉を聞き、ショックを受ける遥斗(錦戸亮)。そんな遥斗に芳文は、環境のいい場所に移る方が亜也にとってもいいことなのかもしれない、と告げる。「あの子が背負っている荷物は、お前が考えているよりはるかに重い」。芳文は、そう遥斗に言った。

あくる日、潮香の迎えを待って遥斗とともに生物室にいた亜也は、卒業アルバム用のクラス写真を見ながら、ふいに「私、卒業できるのかな」とつぶやく。遥斗は、動揺を抑えながら、亜也が必死に何かをやるたびにクラス写真は増えていく、と真剣な顔で彼女に言った。すると亜也は、病気の進行によって、学校を辞めなければならない時がくることへの不安を口にする。

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