1リットルの涙
-Interview-

[Q]理屈ではわかっていても、それを意識して生きるのは難しいですよね。健康であることのありがたさ、家族や友だちの大切さも、わかっているのについ忘れがちになってしまうというか…。

そうなんですよね。そういうところに、一瞬でも自分が近づかないとわからないんですよ。そんなのは奇麗事だ、って思っちゃうこともあると思うんですよね。「濃く生きればいいじゃないか」とか「いまを生きればいいじゃないか」という言葉は、凄く空々しく聞こえてたんだけど、こういう仕事で関わっていくと、いかにそれが尊いことかっていうのがわかるし…。亜也さんは、体の自由は奪われたかもしれないけど、これだけの日記を残したわけじゃないですか。それがいまや、何百万人、ひょっとしたら何千万人もの人の涙を誘って生きる勇気を与え、命がどれほど尊いかを教えてくれる…これは、普通の人にはとても出来ないことですよね。そういう意味では、素晴らしい生き方をした方だな、と思いました。

もどる
インタビューTOP
0.1リットルの涙TOP

(C)フジテレビジョン