1リットルの涙
-Interview-
[Q]そのとき、どんなことをお考えになりましたか?
私、電車の中で読んだんですけど、もう涙が止まらなくて…。初めて読んだときは…まず、亜也さんという女の子って、凄く強いっていうか、14歳まではホントに普通の女子で、ある日突然、自分の体が思うように動かなくなってきて、全部わかっているのにいままで出来たことが出来ない辛さだとか、そういったものは私たちには計り知れないものだったと思うんですけど、それでも「じゃあ、残ってるものは何か」っていう形で前向きに生きていこうとしたというのは、ホントに凄いなって。彼女の物の見方、捉え方というのは、私たちが普段から感じるべきことなんだろうけど、全然感じることが出来ていないようなことだということが凄く伝わってきて…。私、お母さんの「いのちのハードル」も読ませていただいたんですけど、映画のお話をいただいたころって、実は「もうお芝居は一切止めよう」って思っていたときだったんです。「でも、どうしよう?自分は他にすることないな…」って考えていたときに、「1リットルの涙」と「いのちのハードル」を読んで、「私、こんなにちっちゃいことでクヨクヨしてちゃダメだな。もう一度、これで頑張ってみよう」って思ったんです。ちょうどそのときに東京に上京してきて、家を離れたこともあって、「いのちのハードル」に書かれていることが凄く良く解かったんですよね。「親って、こういう風に子どものことを思っているんだ」って…。
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