裸の大将 火の国・熊本篇
〜女心が噴火するので〜
- あらすじ -

阿蘇の火口から煙が噴出している。その火口を不思議そうにのぞくのは、"放浪の天才画家"山下清(ドランクドラゴン・塚地武雅)。「火の国・熊本」を放浪している。
観光客にまじり、若い女性が思いつめて火口を見つめている。その目に涙が…。おもわず声をかける清の風変わりな物言いに、女性(石原さとみ)はようやくほほ笑んだ。しかし、清は詐欺師(柳沢慎吾)一味に間違われ、怒った客に追いかけられて逃げ出す。
うまく逃げ切った清は、熊本県山鹿市の山鹿灯籠踊りと遭遇する。その美しさに吸い寄せられ一緒に踊り出す清。「あんた、おかしか! 山鹿灯籠踊りは乙女限定」とオバサンに怒られる。オバサンの名は頑子(市原悦子)。その名の通り頑固者だが名医で、町の人から愛されている。
清は頑子の診療所に居候して、頑子の手伝いをすることになり、またしても、珍騒動を巻き起こす。頑子の祖父が作った芝居小屋・八千代座が、客の入りが悪く、取り壊しの危機にあり、頑子は頭を悩ませている。

頑子の診療所に、あの火口で涙していた女性(石原さとみ)が急患で運ばれてきた。女性は多美といい、突然、恋人で医師の伊津野弘樹(山口翔悟)の元から失踪したらしい。頑子にとって娘のような存在なのだが、失踪の理由を頑子にも話さない。しかし、清のやさしさに、かたくなだった多美の心が次第に癒やされていく。
清と頑子のところに、弘樹の父親・伊津野(中尾彬)が怒り心頭で現れた。これまた、頑固者である。多美のせいで、息子の弘樹のいいなずけとの結婚が破談になろうとしていることを許せない伊津野は、清と多美が結婚するよう迫る。
八千代座の存続問題に清の結婚騒動、熊本の町は大騒動に……。

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