素直になれなくて
- Story -

第8話『衝撃の真実』
2010年6月3日(木)放送

ナカジ(瑛太)の部屋でピーち(関めぐみ)が一晩を過ごしたことを知ったハル(上野樹里)はショックを受ける。ピーちは、昨日は我慢した、とハルに説明すると、ナカジのことを本気で好きになってもいいか、と問いかける。

ナカジは、自分の撮った写真が載っている雑誌を持って父・亮介(吉川晃司)の家を訪ねる。そこでナカジは、亮介の体を心配してやってきたハルの母・祥子(風吹ジュン)と鉢合わせしてしまう。
ナカジとともに喫茶店を訪れた祥子は、結婚前、亮介と交際していたことを告白した。続けて祥子は、亮介の体のことでナカジに会いに行こうと考えていたと言い出す。

ドクター(ジェジュン)とデートしたハルは、映画を見に行く。その帰り、家まで送ってもらったハルは、ドクターに自分のことをもっと知ってもらいたい、と言って彼を自宅へ招く。祥子は、ハルが突然恋人を連れてきたことに驚いていた。その際、ドクターは、言葉のことやナカジの存在など、いろいろ不安があるせいで焦っていた、とハルに告げる。ハルは、そんなドクターに気持ちは伝わっている、と返す。

一方、リンダ(玉山鉄二)は、編集長の奥田(渡辺えり)とともにナカジを編集部に呼び、仕事の依頼があったことを伝える。それは、かつて亮介が仕事をしていたこともある出版社・春講社からの依頼だった。その際、ナカジは、ふとした出来事からリンダと奥田の関係が気になる。ナカジからそのことを問われたリンダは、ただの上司だ、と答えたが…。

そんな折、ナカジのもとに、ピーちから電話が入る。ピーちは、別れた不倫相手の男のことで泣いていた。ナカジは、ピーちと会って話を聞くことにする。ナカジは、これからはもっといい恋愛をするべきだ、とピーちにアドバイスした。するとピーちは、その恋愛にナカジが付き合ってくれないかな、と告白する。

その夜、コンビニでナカジに出会ったハルは、ピーちのことを切り出す。ハルは、ピーちからの電話で、彼女がナカジに告白したことをすでに知っていた。そのとき、ピーちをよろしく、とついナカジに言ってしまうハル。するとナカジは、ハルはそれでいいのか、とハルに迫った。が、次の瞬間、ナカジがその言葉を誤魔化そうとしてふざけたため、ハルは怒って帰ってしまう。

あくる日、再び亮介のアパートを訪ねたナカジは、ようやく彼と会うことができる。そこでナカジは、亮介がガンであることを知り、ショックを受ける。

その夜、ハルは、ドクターのアパートを訪れ、手料理をごちそうする。そこに、いつもの公園にいるナカジから電話が入った。が、ナカジは、ハルがドクターの家にいることを知り、すぐに電話を切る。

ナカジが家に戻ると、リンダが思いつめた表情で座っていた。リンダは、奥田から箱根旅行に誘われていた。しかしリンダは、待ち合わせ場所の近くまで行きながら、奥田に会う前に踵を返していた。ナカジの顔を見たリンダは、いきなり彼に抱きついた。突然ことに戸惑うナカジ。そこに、ピーちがやってきた。リンダは、ナカジから離れて平静を装った。リンダは、以前、ナカジがエモーションに忘れて行った上着を手渡すと、ピーちに気を遣ってナカジのアパートを後にした。

残されたピーちは、ナカジがベッドに隠したガンに関する本に気づく。ナカジは、亮介がガンであることをピーちに告白した。「今日、初めて知って…。そのわりに、いろいろある日で参った…」とナカジ。ピーちは、ナカジを抱きしめ、私がそばにいる、というと、ずっと好きだった、と自分の思いを告白する。

同じころ、食事を終えたハルは、家に帰ろうとしていた。ドクターは、そんなハルを抱きしめ、今日は帰したくない、と告げ…。

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