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警護報告書
2007.12.15(第7回)
その数時間後、警護交代で石田(神尾佑)、笹本(真木よう子)、山本(松尾諭)も含め5人が揃った時に部屋にバイク便が届く。大橋あてと聞き「いません」と答えながら宅配物を見た尾形は、箱に油の染みを見つける。危険を感じた尾形は石田班に大橋の緊急避難を命じ、自分は配達員を部屋から引き離す。井上は尾形の後を追うが、突如その一連の流れに作為を感じ取り、脳裏に刻まれている駐車場の記憶とともに思考を目まぐるしく稼働させ、石田たちが向かった車にこそ危険があると判断。危険を知らせようとするも、帰り支度の途中だった石田たちは受令機を付けておらず、慌てて追いかける。駐車場に着くと、爆発の起動スイッチとなる車のキーを石田が回そうとしていることろだった。とっさに警棒をなげて危険を知らせた井上のおかげで爆発は直前で免れたが、大橋はさらに狭いホテルに移動させられた。一方、計画失敗を悟ったジョンとリンゴは再び爆弾作りを始める。
翌朝、大橋が2度も狙われたことを受け、警護増員を訴えるべく登庁した尾形。しかし、そんな尾形に中尾(江上真悟)が告げたのは、大橋の警護解除だった。殺されるとわかっている人間が目の前にいるのに知らんぷりして立ち去れというのかと激しく抵抗する尾形だが、聞き入れられることはなかった。
そして、ジョンらの元にも何者からか警護解除の連絡が入った。2人は爆弾作りを止め、自殺に見せかけた殺害計画を立て始めた。尾形はホテルに戻り井上らと大橋に警護解除を言い渡す。見捨てないで欲しいと懇願する大橋に、尾形は「それならば、なぜ悪に手を染めた!」と怒鳴り、部屋を立ち去るのだった。警護課に戻ってきた尾形は、やりきれない気持ちと怒りから机上に置いた装備をなぎ払う。その装備を拾いあげ尾形の机に無言で置いていく井上たちもまた尾形と同じ気持ちだった…。
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