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続いては発砲のタイミングを決める。「パーン…、パーン…、パーン…です。このリズムでお願いします」と、口頭と手拍子での指示。合図に合わせ、堤氏が引き金を引くと火薬の入っていない拳銃からはカチッ、カチッと小さな音がする。その音を聞きながらカメラの移動スピードを決めていく。発砲とカメラ移動のタイミングを合わせるため、リハーサルが繰り返し行われる。そして本番。拳銃に火薬がつめこまれる。
コンクリートに囲まれた空間に「パンッ!パンッ!パンッ!」と乾いた大きな音が響き渡り、銃口から火花が散る。あまりの大きな音に首をすくめるスタッフもいたほど。その迫力に圧倒されカットがかかっても誰も口を開かず、現場はコンクリートに反響した音と焦げた匂いが充満する不気味な空気に包まれる。そんな中、引き続きカメラを近づけての撮影へ移る。カメラを担いだカメラマンがスタンバイしたのは堤氏のわずか数メートル先。かなり近い。再び拳銃に火薬が詰め込まれて、本番へ。同じ流れが繰り返され、空間に焦げた匂いがさらに充満する。監督から「OK」が出ると、緊張が一気に解かれて現場には安堵感が漂う。続けて行われた"射撃訓練中の尾形にメモが渡される"シーンのリハーサルでは、堤氏が渡されたメモを遠くへ投げ捨てるフリをして「捨てないでください〜(笑)」とスタッフから突っ込みを受けるという場を和ませる一幕もあり、現場にいつもの笑顔が戻った。この射撃訓練シーンはエピソード2(2〜4話)で登場!

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