シバトラ
Special II
- あらすじ -
"シバトラ"こと柴田竹虎(小池徹平)は、横浜みなみ署生活安全課少年係の刑事。誰よりも純粋で正義感が強い竹虎は、検挙率こそ低かったが、犯罪に関わってしまった少年少女たちが必ず更正できると信じ、体当たりで少年犯罪に立ち向かっていた。ある日、竹虎は、『鬼神事件』の首謀者として逮捕され、少年刑務所に収容されている女子高生・宝生美月(大後寿々花)の面会に行く。美月は、1週間後に仮出所する予定だ。面会室で竹虎と顔を合わせた美月は、彼に感謝の気持ちを伝える。どんなに未来に絶望していても、たったひとり信じてくれる人がいれば明日に怯えないで生きていけると思えるようになったのは竹虎のおかげだ、と。美月は、そう言って微笑むと、これからもみんなを救ってほしいと竹虎に頼んだ。
同じころ、古着屋『サバスサバス』では、藤木小次郎(藤木直人)と白豚(塚地武雅)が、早くも美月を出迎える準備をしていた。小次郎たちにとっても、美月は家族同然の存在なのだ。そんな折、特徴的な構造を持つ時限式爆弾を使用した爆破事件が起き、多数の死傷者が出る。神奈川県警捜査一課課長の岩崎(加藤雅也)は、横浜みなみ署生活安全課少年係係長の千葉さくら(真矢みき)とタッグを組み、同署内に特別捜査本部を設置する。竹虎も、県警捜査一課の生え抜き、桐野弥生警部補(加藤あい)とコンビを組み、事件の捜査にあたった。ほどなく、使用された爆弾のタイプから五十嵐幻人(溝端淳平)という受刑者が容疑者として捜査線上に浮かび上がる。五十嵐は、5年前に大学病院を爆破し、死者11名を出した罪で少年刑務所に入っていた。しかし五十嵐は、今回の事件は何者かが自分をはめようとしたものだと主張し、その証拠を見せると言い出す。ただひとり、五十嵐の言葉を信じた竹虎は、岩崎の元から五十嵐を連れ出して逃走し…。
0.シバトラ TOP
(C)フジテレビジョン