シバトラ
-第10話-
[2/6]

同じ日の夕方、伊能らは明日決行する脱獄について話し合っていた。そんな折、看守から明後日の予定だった外壁の工事が明日に変更になったと聞かされる。工事が入れば、壁に開けた脱獄用の穴が見つかってしまう。となれば、今夜決行するしかない。しかし、外塀を乗り越えるために必要なカマは、明日の農作業中に盗む手はずとなっている。そこで、食中毒を装い医務室に運ばれた竹虎と若林(杉浦太雄)が、カマの代用品を物色。竹虎が代用品を見つけ部屋に持ち帰る。

そして深夜、看守の目を盗んで竹虎らは5人で脱獄をはじめるが、途中で伊能が裏切り、竹虎を除く3名が見つかってしまう。伊能は、最初から大人数での脱出は不可能だと思っていたのだ。そして、唯一、利用価値があると感じた竹虎を連れて塀の外へ。ふたりは、落合が話していたトラックの休憩所に急ぐが、停まっているはずのトラックが一台もなかった。これでは移動することができない、伊能が困惑したとき、竹虎が足元に落ちている100円を見つける。早速、それで小次郎に電話をかけ、迎えに来てくれるように頼む。そしてふたりは、落合との合流場所の手がかりが隠してあるという廃ビルを物色し、落合の居場所が書かれたメモを見つける。

[前へ|次へ]

もどる
0.シバトラ TOP

(C)フジテレビジョン