シバトラ
-第6話-
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そんなある夜、竹虎は古着店の外で小次郎と出くわす。小次郎は前夜、店の前で落合を目撃したが、その一瞬だけで嫌な予感がしたことを告げ、竹虎に事件から降りるように言う。そのやりとりを見ていた美月は、真剣な小次郎の姿に、ゆりを失った悲しみが大きいのだろうと竹虎に話す。そして、8年前の事件の日、ゆりが落合がいた埠頭に行った理由がわからないと不思議そうに言う。すると竹虎は、それは自分のせいだと答える。あの日、竹虎の父親の敵討ちに埠頭へ向かった小次郎に死の予感を感じた竹虎は、そのことをゆりに告げた。それを聞いたゆりは、被弾して動けない竹虎に代わり小次郎を止めに埠頭へ行き、命を落としてしまったからだ。

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