シバトラ
-第1話-
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竹虎が到着すると、宝生は妻の名前を呼びながら、一緒に死んでくれと美月に包丁を向けていた。会社が倒産し、家も差し押さえられ、自分には何も残っていないと言う宝生。竹虎が止めに入ると、包丁をふりかざし竹虎に向ってくる。なんとかそれを防御していると、小次郎と白豚がやってくる。そして、ふたりの協力を得た竹虎は、ついに宝生を押さえ込む。

ところが今度は、美月が自分ののどに包丁を向け、家に戻ったのは父親に殺してほしかったからだと明かす。自分の闇は誰にも消せないし、死神は自分自身に違いないと――。そして、包丁を突き刺そうとした瞬間、竹虎が飛び込み、素手でそれを止める。手から血が滴り落ちる中、竹虎は美月が本当は生きたがっていること、そして、闇は消せなくても必ず光もあると語ると、美月は思いとどまる。

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