し ゃ ば け
登場人物
・おたえ(三九)…真矢みき
一太郎の母親で、先代・長崎屋伊三郎と、齢三千年の妖・おぎんとの間に生まれたひとり娘。
明るく華やかな女性で、若い頃は江戸一番の弁天様とか、雪で出来た花のようだと褒め称えられ、言い寄る男も数知れなかった。十四歳の時、伊三郎に反対され縁談相手に失恋。傷心のおたえを支えたのは、手代の藤兵衛だった。
渋る両親を説得し、晴れて二人は一緒になる。しかし、やっと授かった男子を亡くした上に、藤兵衛が他所に男子を作ってしまう。おたえは心底傷つく。「子どもが欲しい。どんな事をしても自分の子どもが欲しい」取り憑かれたように、おたえは神に祈った。そして、念願の男子、一太郎を身籠る。しかし、そのせいである人の命を失うことになる。おたえの部屋にあった屏風絵は離れに移され、幼い頃から一太郎の様子を見守っている。一太郎が誕生してから十七年ーー、隠し続けている真実を話す時がやってくる。
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