し ゃ ば け
登場人物
・松之助(二〇)…岡田義徳
一太郎の腹違いの兄。優しく誠実な好青年。
長崎屋の跡取りとするべく引き取られたが、おたえに一太郎が出来たため、三歳の時、生みの母親に引き取られた。その後、松之助の母は本郷の桶職人と結婚。店を開くための資金を藤兵衛からもらい、家族三人で暮らすようになった。だが不運は続く。
義父と生みの母との間に男子が生まれ、松之助の立場は微妙なものとなったのだ。やがてたった一人の味方だった母も亡くなり、八歳になった松之助は桶屋・東屋に奉公に出される。小さな桶屋では出世も望めない。ましてや暖簾わけなど到底叶わぬ話だった。
だが、その松之助を気にかけている人物がいた。まだ見ぬ弟、一太郎だ。弟のそんな気持ちを知らないまま、次の不幸が松之助を襲う――。
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