し ゃ ば け
登場人物
･栄吉(十八)…高木雄也
和菓子屋･三春屋の跡取り息子｡一太郎とは幼馴染で掛け替えのない親友｡
三春屋は､おたえが十四歳の頃､栄吉の両親が長崎屋のすぐ近くに開いた小さな店｡以来､長崎屋の先代･伊三郎は三春屋から毎日菓子を取り寄せた｡栄吉は､そのお使いに出されて一つ年下の一太郎とすぐに仲良しになった｡寝たきりだった一太郎のために､栄吉は市井の様々な事を話してやった｡栄吉もいずれは跡を継ぐ身｡だが悲しい事に､栄吉には和菓子を作る才能が全くない｡自分が作った不味い菓子を唯一食べてくれるのは一太郎だけだった｡そんな一太郎の願いを叶えるために命を狙われる羽目になる｡
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