はだしのゲン
- 出演者コメント -

中岡大吉役 中井貴一

原作を読んだのは、小学校の頃だと思います。
戦争や原爆を、肌で感じることができるマンガで、子供ながらに怖いと思った記憶があります。
40年近くたってこうして、父親役をやらせてもらうことになって思うことは、最近は子供から大人まで、自殺したり安易に人を傷つけたりする時代だということ、戦争の中で生きていた人間は、必死に "生きる、生きていく" 時代だった、ということです。 "生きる" ということを念頭に置いて演じています。
『はだしのゲン』というタイトルで、大人の話ではないので、我々としては、どれだけいい刺身のツマになれるかを考えています。
(大吉は)今はもう存在しないような、先に手がでる父親で、それでも子供に対してとても強い愛情があるさまを見てもらえればいいと思います。

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