サザエさん
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☆私のこだわり 美術セットのこだわり
美術担当 内村和裕さんに聞きました!!

今回登場する電化製品のカラーテレビと洗濯機を探すのに苦労しました。
"家具調テレビ"というのが今は数も少なくなっていてなかなか手に入らないんです。
今回は、置いてあればいいわけではなく、ドラマのストーリー上、テレビの映像が映らなくてはいけないので、当時の資料を見てフレームを作成し、それに映像が写る古いテレビを組み合わせ再現しました。
洗濯機も絞り機が付いている型でちゃんと動くものを探すのが大変でした。

磯野家の家に関しては、アニメの美術設定集があるのでそれに沿って作りました。「アニメに忠実に」というコンセプトがあったので、間取りは忠実にほぼ一軒の家を建てた感じです。ただ、アニメはシンプルに描かれているので、実写にした時、生活感を出すために、その時代に合った家具や小道具など美術セットを追加していきました。戦前戦後のころや昭和30年代というのは意外と資料もあって飾りやすいのですが、昭和40年代は、電化製品をはじめどんどん進化していた時代ということもあって、時代と合わせるのが結構難しかったですね。電化製品をはじめ、木のお風呂、足踏みミシン、当時はやりだった花柄の炊飯器やポット、今は見なくなったポットを置く台、黒電話、子供部屋のカラフルなタンス、扉の取ってが丸くくりぬかれた電話ボックス、三河屋のサブロウが乗る自転車など、懐かしい物がたくさん登場します。また、季節によってカーテンや小道具、草花などが変わりますのでお見逃しなく。

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