サマヨイザクラ
-はじめに-

俳優の伊藤淳史が5月から始まる「裁判員制度」をテーマにしたフジテレビのスペシャルドラマに主演! 28歳のネットカフェ難民の青年役を好演! 共演は主婦殺人事件を起こした28歳の容疑者役に塚本高史、裁判員に選ばれた女子大生役に加藤ローサほか。

来る2009年5月21日。抽選で決まった一般国民が刑事事件の裁判の審理に参加する「裁判員制度」がスタートする。一瞬にして誰もが「人を裁く人」になり、他人の人生の大きな転機に向き合うことになる。
ドラマや映画で個性的な演技をみせる俳優の伊藤淳史が主演する「裁判員制度」をテーマにした単発ドラマが2009年5月30日(土)放送の土曜プレミアム 裁判員制度ドラマスペシャル『サマヨイザクラ』<午後9時〜11時10分>だ。
このドラマは、「漫画アクション」で連載された漫画「サマヨイザクラ」が原作で、主人公は伊藤淳史演じる28歳のネットカフェ難民・相羽圭一。正義感から会社の不正を内部告発しようとし、陰湿ないじめを受け、会社を辞めた過去を持つ。アニメ「フォレスト・ガール」の熱烈なファンで、そのオタクぶりから恋人にも振られた。自分の人生に絶望感を抱いていた相羽にある日、裁判所から「裁判員」の指名が来る。日本中を震撼(しんかん)させた「根古田観音丘殺人事件」を起こした容疑者、28歳のニート・鹿野川雪彦の裁判だ。鹿野川は自宅横の空き地で近隣の主婦3名を「嫌がらせをされた」と逆恨みして刺殺したという。鹿野川は人づきあいがうまくいかず、そのため、10年も引きこもり生活を送っていた。相羽と同じアニメ「フォレスト・ガール」の熱烈なオタクでもある。
「同い年の この被告人は…道を踏み外したオレ自身なんや!!」と痛感する相羽。過去にいじめられた経験、ニート、アニメの熱烈なオタク、社会への反発心、正義へのあこがれ…不思議な共通点を持つ二人は「裁く男」「裁かれる男」として裁判で対峙する。
「死刑」か「死刑回避」かに揺れる裁判員たち。主婦三名を刺殺した鹿野川の「個人の悪」か、鹿野川家に集団で嫌がらせをし、凶行に走らせた主婦たちの「集団の悪」か…。そして、明らかになる新証拠…。 果たして、人は、人を裁けるのだろうか。このドラマは、日本国民全員に起こり得る事態を想定して描かれた切実な物語である。

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