最高の離婚
インタビュー

【vol.12】星野結夏役 尾野真千子さん×上原灯里役 真木よう子さん
Qスペシャルの制作が決定したときのお気持ちからお願いします。

尾野:緊張しました。プライベートでも会うことはなかなかできなかったので、またこうして4人で会えるのは楽しみだったんですが、長ゼリフの多い作品だったので「また来るの!」と思って緊張しました。
真木:台本を開く時、怖いんですよ(笑)。ただ、連ドラが終わったときからそんなウワサもチラホラあったので、「やっぱりやるんだ?」くらいでした…。でも、4人のスケジュールが合ってよかったなと思います。
尾野:ホントにね。

Qスペシャルの台本を読んだときは?

尾野:やっぱり面白い!
真木:「そうきたか〜!」みたいな。
尾野:どこからああいうセリフが出てくるんだろう?坂元さんの頭の中見てみたいよね(笑)。

Q撮影を楽しみにしていたシーンは?

尾野:やっぱり4人がそろうシーンは楽しみでしたね。
真木:楽しみ?いえ、楽しみなんですけど、あれ、キツイんですよ。
尾野:キツイよね!過去最強の21ページ!!
真木:まさかあれ、ワンカットでやらないでしょ?
尾野:ワンカットでしょ?
真木:本当に?セリフ噛んじゃったらどうしよう…。
尾野:噛んでもいいんじゃない?21ページだもん。

Qすぐに役に戻れましたか?

尾野:最初はちょっと探った感じもありました。でも、みんなと会うと戻るものなんですね。
真木:今回、灯里の強烈さが凝縮されているんですよ。あんまり灯里の静の部分はないから、怖いかもしれない。
尾野:いいんじゃないの。世の男性は、みんな灯里にビシッと言われたいんじゃない?(笑)。

Qこの1年間でそれぞれの人物が変わったところはありますか?

尾野:結局変わらないと思います。何かしらの成長はあるかもしれないですけど、1年じゃ変わらないですよ。だから、長ゼリフがあるんです(笑)。変わっていたら、この話はないと思うんです。スペシャルなんてできない。みんな同じような人間だから続くんじゃないかな、と思います。最後まで見ていただければ分かりますけど、光生にも結夏にも幸せになってもらえたらいいな、と思います。
真木:灯里は、灯里自身では変わったと思ってないんですよ。全然変わってない。それが今回、強烈なキャラクターが出てきて諭される部分があるんですよ。

Q先ほども話題になりましたが、21ページにわたる過去最長シーンに関しては?

尾野:ちょっと外出したりする時も、台本読まなきゃって。ヒヤッとします(笑)。
真木:突然くるよね。
尾野:もう恐怖です。21ページは最強なので。連ドラの時は毎回、「この回は誰が長台詞?」みたいな感じだったんです。灯里が多かったけど…。
真木:坂元さんの台本って、掛け合いだから、他の人のセリフも覚えておかないといけないんですよね。それが大変(笑)。

Qおふたりから見て、光生と諒のいいところは?

尾野:見つからないよね(笑)。でも、光生とは合うんですよね。諒さんには毎回共感しないんですけど、光生は言ってることも分かるし。間違ってることを言ってそうだけど、「ああそうかも」って思えるし。やっぱり光生が好きなんだなぁ(笑)。
真木:光生は実直なんですよね。だから愛されるというか。不器用だから自分の思うことも上手く伝えられなかったりするけど。でもちゃんとぶつけてくるから憎めないですよね。見ている人に愛されるんだろうなと。諒は諒で、「こんな生き方だったら楽なんだろうな…」ってうらやましさはあります。

Qでは、ご自身が演じるキャラクターのいいところは?

尾野:何だかんだいって光生に「好きだ」ということを伝えるところ。
真木:灯里のいいところか…ないわけじゃないんですよ。何だろう?結夏と同じになっちゃうけど、結局は諒さんが好きだし、っていう部分かもしれないですね。実はかわいいところあるんですよ。
尾野:顔がかわいい!
真木:ありがとう(笑)。

Q最後に視聴者のみなさんに向けて、メッセージをお願いします。

尾野:この作品は、言葉がとても重要なんです。みんなが凄く素敵なセリフを言っていて、心に残るんですよね。今回のスペシャルにもそんな大事な言葉がたくさん出てきますので楽しんでいただけたらと思います。
真木:今回のスペシャルでは、灯里の強烈なシーンも登場しますので、その怖さを楽しんで見てもらえたら嬉しいです。

戻る
最高の離婚
(C)フジテレビジョン