離婚弁護士II
-Story-
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ほどなく貴子は、大我が行っている不正行為の全貌を掴む。それは、株の名義借りだった。アップヒルズ社は、上場企業であるにもかかわらず、社長の大我自身が会社のほとんどの株を持っている可能性が高かった。東京証券取引所の規定では、上位10番目までの株主が持っている株の合計がその会社の株全体の75%以上になると1年で上場廃止となる。アップヒルズ社は、それを避けるために名義だけを借りて偽装していた。美由紀は、その名義書き換えを偶然目撃してしまったために、逆セクハラ事件をでっち上げられて解雇されてしまったのだった。
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