離婚弁護士II
-Story-
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貴子とともに健児の実家を訪れた和美は､達也を彼に預けた｡その帰り道､貴子は､何故強引に離婚を切り出したのか､と和美に尋ねた｡すると和美は､流産してしまったことや､健児の浮気のことを貴子に告白した｡和美が流産した日､病院側が出張中の健児に連絡を取ろうと会社に電話すると､彼は会社を休んでいたのだ｡そんな出来事があって落ち込んでいる和美を慰めたのが､達也だった｡
そのとき､ﾊﾞｽの背後でｲﾇが吠えた｡達也が､和美たちの乗っているﾊﾞｽを追いかけてきていたのだ｡ﾊﾞｽから降りた和美は､一直線に胸に飛び込んでくる達也を泣きながら抱きしめた｡その姿を見つめていた貴子は､「私が達也を連れ戻すわ」と和美に告げる――｡
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