離婚弁護士II
-Story-
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ある日、貴子の元に美香(乙葉)という女性がやってくる。食品会社の秘書をしている美香は、取引先のエリート商社マンでもある恋人の武(古田新太)とそろそろ結婚したいと真剣に考えていた。ところがその矢先、美香の元に、いきなり武の妻・涼子(高橋ひとみ)の代理人を引き受けた絵里(瀬戸朝香)が出現。不倫による精神的苦痛を受けたとして、共同不法行為者である美香に慰謝料を請求してきたのだ。
美香の代理人を引き受けた貴子は、大介(玉山鉄二)と紀三郎(津川雅彦)を交えて、彼女から詳しい事情を聞いた。美香は、武がバツイチだと思って付き合っていたと主張するが、武が独身だと偽っていた決定的な証拠はなかった。それよりも、美香が既婚者である武と交際していたのが事実である以上、慰謝料請求を跳ね除けるのは極めて困難な状況だった。美香は、武自身に独身だと偽っていたことを証言させる、と言うが、貴子や紀三郎にはそれが無理であることもわかっていた。あとは、涼子サイドが、不倫を証明する確実な証拠を入手していないことを願うのみだった。
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