離婚弁護士II
-Introduction-
一般的にｴﾘｰﾄとして認知されている弁護士という職業において､最高のｽﾃｰﾀｽと報酬を得られるのが大手企業の法務を手がける渉外弁護士だといわれています｡物語は､その渉外弁護士として活躍中だった貴子が､大手法律事務所から満を持して独立するところから幕を開けました｡ところが､独立直後に所属していた事務所からの妨害に遭い､一度も扱ったことがない家事事件をやらざるを得ない状況に追い込まれる貴子｡それでも彼女は､持ち前のｶﾞｯﾂを武器に､素人同然の法科大生･大介(玉山鉄二)や､ﾋﾞｼﾞﾈｽﾗｲｸな弁護士･柳田(佐々木蔵之介)､ﾊﾟﾗﾘｰｶﾞﾙと呼ばれる事務員･紀三郎(津川雅彦)らとともに､法律では割り切れない男と女の事件にぶつかっていきました｡そんななかで貴子は､愛情や人間関係を法で裁くことの難しさや､｢正義｣｢家族｣といったものの意味を改めて考えるようになっていきました｡
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