離婚弁護士II
-Interview-

私、一番最初にテレビドラマに出たときに、緒形拳さんとご一緒させていただいたんです。そのときに緒形さんが、「テストから(VTRを)回してくれ」っておっしゃったんですけど、私、その意味がわからなかったんです。そしたら緒形さんが、「役者っていうのは、一番最初が一番いいんだよ」っておっしゃって…。何度もやっていくうちに上手くはなるかもしれないけど、新鮮味がなくなる、って。いまになって思えば、「ああ、こういうことだったんだ」って思いました。撮影を円滑に進めるためには、何度も何度もテストをやって、把握することももちろん大事なことなんですけど、タイミングで合わせるようになっていったりしちゃうんです。それは、役者の問題だし、何度やっても新鮮味が持続できるように心がけてるつもりなんですけど、どうしてもそういうことが起こりうるんですよね。どちらがいい、ということではないんですけど、そういう意味では『離婚弁護士』はとても新鮮な部分をお送りしてる、ということになるかもしれないですね。その辺は、このパート2でも生かされると思います。役者とスタッフがいろんな戦いをしながら(笑)。

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