離婚弁護士II
-Guest Talk-
Q.高木という役柄に関してはいかがですか? 離婚した相手である絵里(瀬戸朝香)と、再び親権問題でもめることになるわけですが…。
実年齢に近い設定なんですけど、10代、20代のころとは違うシチュエーション…離婚経験があって、子どもがいて、っていうところで、例えば新しい出会いがあったときに、自分の気持ちだけじゃなくて、子どものことを考えたり、若いときはそんなに考えていないであろう、親のことなども考えたりしなければいけないんですよね。普通は、本人同士で決めればいいことも、そうじゃなくなる、というところが面白いな、と思いました。どっか共通するのは、10代でも20代でも30代でも、恋愛って新しいものを求めることだと思うんですよね。それによって自分が変わるんじゃないかとか、新しい何かが開けるんじゃないか、っていう期待感っていうのは、絶対あると思うんですよ。この役でいうと、子どもがいて、仕事もどんどん忙しくなって、「この先どうしよう?」っていうときに新しい出会いがあると、「これで良くなるかもしれない」って期待する…。でも、人間はそれと同時に、そういうものを失う不安も出てくると思うんですね。それだけ思い描いた分、手に入らなかったらどうしよう、と。そういう不安が原因で、いろんな人を疑ってしまったり、あることないことを言ってしまったり、相手を信じられなくなったり…。それは、普通の恋愛でも起こり得ることですけど、抱えてるものがある分、過剰反応してしまう。それが、余計物事をややこしくしてしまうことってありますよね。
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