リッチマン、プアウーマン
Story
Story #07
社長交代…!?さようなら愛しき人
日向徹(小栗旬)は朝比奈恒介(井浦新)、山上芳行(佐野史郎)とともに業務停止命令を受けた「NEXT INNOVATION」にいた。倒産の可能性もある中、現金調達方法について議論するも覇気のない日向。そんな日向に、朝比奈は夏井真琴(石原さとみ)に迫ったがフラれてしまった、などと水を向ける。
そこへ、休暇を取らされていた社員たちがやってくる。真琴は日向のオフィスを訪ねるが、いきなり「嘘つき女」と言われる。自分が電話に出られなかったことを言っているのだと察して謝罪する真琴。しかし、日向も真琴から折り返しをもらったとき、朝比奈燿子(相武紗季)と抱き合っていたことが脳裏をよぎり気まずい。そんな日向に真琴は、あなたには敵も多いが、自分たちのような味方もいるのだから、虚勢を張ってでも安心させてほしい、と声をかける。その言葉に慰められた日向は、自分の株を現金化して個人情報を流失してしまった500万人へ謝罪金を出すことを思いつく。日向はそんな自分のやり方は間違っているのか、と朝比奈に聞く。朝比奈から、お前のやり方を疑った俺が間違っていたと、逆に背中を押された日向は会社の再建を誓う。
そんな折、真琴のもとに大手製薬会社から研究員としてのオファーが舞い込む。突然の内定に喜びつつも、日向のもとを離れるのが辛い真琴。日向とふたりきりになった夜に、あなたのもとで働きたい、と本心を伝えるが、日向は嬉しい気持ちを抑えつつ、それでは成長がない、と退ける。
同じ頃、燿子は朝比奈と一緒に帰宅した自宅で、朝比奈のパソコン画面を見て凍り付く。そこには、朝比奈が作った日向を解任させるための計画案が表示されていたのだ。
翌日、謝罪金の効果で株価の買い戻しが進んでいた。すると、日向はパーソナルファイルを新規事業として正式に認めさせたいから取締役会を開いてくれ、と山上芳行(佐野史郎)に頼む。そして、緊急の取締役会が開かれ、そこでパーソナルファイルについての承認が得られた。ところが、日向が手応えを感じたとき、突然、山上が日向の社長解任動議を行うと言い出した。朝比奈はそれを制止したが、取締役たちの意向に押され採決が行われることになり、あろうことか日向の社長解任が多数決で決まってしまった。
「NEXT INNOVATION」社内では、朝比奈が社長に昇格し、日向は副社長に収まるらしい、との噂がたち始める。そんな中、真琴は久々の就活スーツで来社し、製薬会社から正式内定をもらったと日向に報告した。
その後、「NEXT INNOVATION」で緊急記者会見が開かれ、集まった記者の前に日向が現れた。日向は、淡々と自分が社長を辞任すること、さらには、「NEXT INNOVATION」を解雇されたことを発表した。実はその数時間前、日向は朝比奈から解雇を伝える一通のメールを受け取っていたのだ。
真琴は街中のモニターから流れるその生中継を見て、動けなくなり…。
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■リッチマン、プアウーマン
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