ストーリー大作戦
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健は多田とゴミ捨場で偶然会ってしまい、気まずい気分のまま、二人きりで話すことに。多田は、生徒と打ち解けられなかった実習期間を悔いていた。さらに、自分に生徒があだ名をつけていたかという問いかけにも答えられない健の胸は痛む。また、多田は礼だけが健を"ケンゾー"と呼んでいることにも気づいて、羨ましがった。

その時、健は礼がケンゾーと呼ぶようになった出来事を思い出す。教室に戻った健は、礼の隣に席を移してもらう。そう、健は礼が席替えで同じ場所を選ぶことを知っていたのだ。それなのに、礼の隣の席を選ばなかった健。強引に、席を換わってもらった健は礼の机の上に消しゴムを置く。消しゴムに書かれた健の名前が、小学生の時、礼が勘違いしてケンゾーと呼ぶことになったきっかけだった。消しゴムを手にした礼の顔は、みるみる笑顔に。

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