ストーリー大作戦
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そんな健が、披露宴では二人のためにスピーチまでさせられる。そして、スライドショーが始まるとスクリーンには幸せそうな二人の姿が次々に映し出される。そして、その隅に写っているふがいない自分の姿を見るうちに、健は強烈な後悔の念に襲われる。「あのころに戻ってやり直したい!」。と、突然どこからか" 妖精"を名乗る男(三上博史)が現れ、「そんなに戻りたいなら戻してやる」と、健をスライドに映る過去にタイムスリップさせた!

次の瞬間、健は野球場にいた。2001年7月の高校野球東京都予選大会の試合中だ。スタンドでは礼やエリたちが応援している。代打の指名を受けてバッターボックスに立った健は、突然ピッチャーの配球を思い出し、フェンス直撃のヒットを放って全力で走る。しかしその時また思い出した。この後、尚が三振して負けるんだ! チームメイトたちの制止の声など聞こえないかのように、躊躇(ちゅうちょ)なく三塁をけって猛然と走る健。ホームベースに滑り込むのだが…。哀れ、健は尚の三振を阻止してチームを勝利に導くことは出来ず、自らアウトでゲームセット。

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