親父の一番長い日
- 原案さだまさし -
ドラマの原案は、さだまさし作詩・作曲の「親父の一番長い日」。
(*ご注意:さだ氏の作品は、すべて「作詞」ではなく「作詩」と表記されています)
1979年10月19日に発売されたこの曲は、一人の女性の誕生から結婚に至る人生と、娘の成長に一喜一憂する父親の姿を女性の兄の視点で描いたもので、演奏時間12分30秒という異例の長さにもかかわらず、「家族の絆」や「親の愛情」などを実に温かく歌い上げ、6週連続オリコンシングルランキング1位に輝くほどの大ヒットを記録した。
【さだまさしさん コメント】
お話をいただいた時、30年も前の歌で、今とずいぶん価値観の違う時代のヒット曲ですから、うれしいと思う反面、果たして今の時代にこういう温もりが伝わるのかなという不安もありました。
けれど、よく考えてみればわれわれを取り巻く環境は大きく変わってはいるけれども、人間(の本質)はそんなに違ってはおらず、むしろ(いろんなことを)ドライにクリアしていかないと明日が来ないような日々をすごしているのが表向きで、本当はこんな温もりがほしいし、暖かいものに触れて泣きたいんですよね。ですから、よくぞ今の時代に取り上げて下さったなと思います。
僕はコンサート中心でやってきていて、役者の仕事はなかなか経験できないことですから、今回は僕にとって非常に貴重な体験でした。
撮影現場はこういう空気なんだなと、そのにおいを嗅ぐだけでも楽しかったのですが、一方、すごくあがってしまいました。
"頑固親父"って男のひとつのあこがれですが、今は頑固親父って本当に少ないですね。
女性にとって父親という存在は、常に大きな壁でいてほしいという願望があるんじゃないでしょうか。
お父さんがどっしりしていないから日本がだめになった。
そんな気がするので、頑固親父って大事だなとあらためて思いますね。
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