親父の一番長い日
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墨田尚子役 中山忍さん
台本を読んで､素直に家族っていいなと思いました｡私は､伊藤淳史さん演じる正一郎の嫁､という立場での墨田家の一員なのですが､初めて墨田家を訪れ､『ごめんください』と入っていくｼｰﾝでは､みなさんあっという間に本当の家族みたいになっていて驚きました｡
演じる上で心がけていることは､伊藤淳史さんとは2歳違いの姉さん女房､という設定ですが､実際には一回りくらい年が離れているので､その差をどう埋めるかというところと､家族のﾃﾝﾎﾟに乗り遅れないように､ということですね｡長男の嫁ですが､家族同然みたいな扱い､と監督に言われていますので､うまい具合に溶け込めているといいなと思います｡
みんな仲が良くてすごく楽しい現場なのですが､食事のｼｰﾝが多く､食べながらしゃべるのが本当に難しく､その点はすごく苦労しています｡ﾎｰﾑﾄﾞﾗﾏは今は珍しいですが､こんな時代だからこそ､多くの人に見て頂き､家族っていいな､と思って頂ければと思います｡家族ですからけんかもすると思いますが､けんかもｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝの一つ｡家族と同居している方も､離れて暮らしている方も､このﾄﾞﾗﾏを見て､家族とｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝを取ったり､連絡してみようかなと思って頂けたらうれしいです｡
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