親父の一番長い日
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墨田栄一郎役 國村 隼さん
脚本を読んだ時、非常にシンプルでストレートで、必要なことが余計なことをせずに書かれてあるので、地に足の着いたリアリティさを、きちっと表現しなければいけないなと思いました。演じるにあたっては、台本に書いてある通りにやると、非常にステレオタイプなきつい頑固親父になってしまうので、そうならないよう、コミカルな部分も取り入れつつ、そのへんの兼ね合いを意識して芝居をしています。ただ、役というのは無理やり作るものではなく、むしろ、(役を)"感じて"いくものですから、そういう意味で、今回も栄一郎を常に感じながら相手役と関わっていきたい。そう思いながら演じています。僕自身にも娘がいますが、僕は決して栄一郎のようなタイプではなく、むしろ真逆。好きなようにさせたいと思っていますので、(栄一郎とは)随分、隔たりがありますね。
みどころは、やはり"家族"。父と娘の関係が芯にはなっていますが、その2人を取り巻く母や祖母、兄、兄嫁などの家族がきちんと描かれています。頑固すぎて困った父親ですが、そんな父親を実は娘は慕っているんですよね。だからぶつかり合う。でも、だからこそ仲良し。そのさまをぜひ見ていただければと思います。
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