オトメン
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☆04 その乙男、凶暴につき

正宗飛鳥(岡田将生)は、橘充太(佐野和真)に都塚りょう(夏帆)をデートに誘うように勧められるが頬を染めて無理だと言うばかり。一方、多武峰一(木村了)が銀百合学園2年A組に転校してきた。転校は飛鳥を倒すためだという多武峰の自己紹介に苦笑いする飛鳥と、波乱の予感に喜ぶ充太。剣道部の練習では腕が落ちていない多武峰を素直に認める飛鳥だが、多武峰は飛鳥を天敵だと言い放つ。

そんな中、有明大和(瀬戸康史)に頼まれ大和の叔父が営む海の家の手伝いに行くことになった飛鳥ら剣道部員、りょう、充太、妹の久利子(武井咲)。海の家「政」の店主・マサ(神保悟志)は到着した飛鳥たちを大歓迎。数日後に行われる町主催のイベントのヒーローショーに出演して欲しいという。演出家の町内会長の息子の幼い少年を紹介され、相手が子供であることに安心する磯野(澤部佑)だったがスパルタ指導を受ける。

その夜、浜辺で素振り稽古をしている多武峰を見かけ目をとめた久利子は、飛鳥が多武峰に「隙だ」と話しているのを「好きだ」と勘違い。慌てて充太に報告する。学校で多武峰が黒川樹虎(市川知宏)に「飛鳥がいないとダメ」と話していたことを思い出した充太は、飛鳥に気持ちを確認するが意味深な発言にますます誤解は深まるばかりだった。
その頃、イベントで行われる世界的に有名なヘアメイクとスタイリストのトークショーを目当てに小針田雅(桐谷美玲)らが海に向かっていた。

そして、イベント当日。なんとかヒーローショーを終えた飛鳥は多武峰にもっと仲間と溶け込むように助言をする。しかし、多武峰はかつて全国大会で飛鳥に打ちのめされて以来、飛鳥をライバルとして意識することが自分の生きがいだと話す。一方、イベント会場では車の渋滞に巻き込まれたヘアメイクとスタイリストとモデルの到着が遅れていて、スタッフに頼まれりょうがモデルをすることに。控え室で衣装を着替えていた飛鳥と多武峰はアシスタントにメイクとスタイリングされたりょうのひどさに愕然とする。飛鳥は迷った末にりょうの衣装を華麗にアレンジ。多武峰に乙女趣味があることを告白する。すると、多武峰が動き出し、りょうに華麗なメイクをほどこした。驚く飛鳥に、お互い様だと恥ずかしそうに告げる多武峰。そして、やはり充太と久利子はその一部始終を見ていた。その後、"ビューティーサムライ"としてステージに登場し、衣装やメイクについて熱く語った飛鳥と多武峰のおかげでイベントは大成功をおさめた。素性をかくしたままとはいえ、人前で堂々と好きなものを表現できたことに喜びを感じる2人。照れ隠しで「お前は天敵だ」と去っていく多武峰を飛鳥は笑顔で見送り…。

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