オトメン
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☆03 ねらわれたオトメン

剣道部の校内強化合宿が近づいた。正宗飛鳥(岡田将生)は、この時期になると剣道部の男子に殺された女子生徒の幽霊が出るという銀百合伝説を耳にして密かに怯えていた。飛鳥の異変に気づいた橘充太(佐野和真)は、都塚りょう(夏帆)にあるお願いをする。

合宿当日。登校してきた飛鳥の前に黒川樹虎(市川知宏)が現れた。荒れ果てた庭を花園に改造としている樹虎は、飛鳥が立ち去った後に雑草の中から小さな石碑を発見する。

飛鳥が宿泊室に行くと合宿の準備をする部員の中にりょうの姿があった。合宿期間中だけマネージャーをやるという申し出に喜ぶ飛鳥や部員たち。そんな中、有明大和(瀬戸康史)が昔の剣道部員が写った写真を見つける。そこには飛鳥と似た男が写っていた。

稽古場に向かうと、道場には多武峰一(木村了)がいた。都塚猛(高田延彦)に誘われ、剣道部に入部したという。多武峰が剣道を始めたことを素直に喜ぶ飛鳥だが、多武峰は飛鳥に敵意を燃やしたままだ。そんな矢先、飛鳥の竹刀が折られ、飛鳥自身にも耳鳴りが聞こえ始める。不安にかられながらも、不可思議な現象を気のせいだと自分に言い聞かせる飛鳥。そして入浴中、再び耳鳴りがした。直後、飛鳥の手が血で染まり、浴槽からは長い大量の髪の毛が。その夜、怯える中島(田辺季正)に頼まれトイレに付き合った飛鳥は、家庭科室から聞こえてきた物音に気付き近づいていく。意を決してドアを開けると、そこには朝食の下準備作りをしているりょうがいた。ホッとしながら、料理の手伝いをする飛鳥。ドアの向こうには幸せそうな飛鳥を見つめる女性の影があった。

翌日も飛鳥には奇妙な出来事が次々と襲いかかる。飛鳥を救うべく幽霊を退治しようと意気込むりょう。その後、正宗浄美(山本未來)から樹虎が見つけた石碑が飛鳥のひいおじいさんの雅人が建てたものだと聞いた飛鳥は、銀百合伝説の決着をつけるべく、りょうと共にウワサの北校舎に行く。ところが、女性の幽霊がりょうにとりついてしまった。飛鳥を襲うりょうだが…。しばらくすると、冷静さを取り戻した霊が「死んだのを忘れて取り乱した」と明るく話しだした。すっかり打ち解けて盛り上がる飛鳥と霊。話すうちに伝説はあくまでうわさであることがわかった。やがて百合と名乗った霊と雅人が両思いであったことがわかると、百合は飛鳥に励ましの言葉を残してりょうの体から出ていく。その一部始終をやっぱり盗み見していた充太だった。百合の言葉を受け、りょうを映画に誘った飛鳥。しかし大和も一緒に行くと言い出し、結局はデートにこぎつけないままで…。

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