女信長
インタビュー

中村獅童(柴田勝家)
台本を読んで
「非常に分かりやすく、楽しく読ませていただきました。ファンタジーな部分もありますが、信長の周りに男性が多いので主人公との対比がうまく描かれて面白くなっていると思います」

勝家について
「勝家は真っ直ぐで正直で、信長に対して忠実。策略もしない男らしい人間。きっと信長が女であることにも気付いているけど、最後まで何も言わず変わらないんです。そうゆう部分はセリフや説明で描かれていないので、信長にまっすぐ接する姿勢で視聴者の方々に分かっていただければなと思います」

扮装について
「こんなにヒゲをつけられるとは思っていなかったです。メイク室で別の作品を撮っている寺島進さんにお会いしたんですけど気付いてもらえなかったんです。だから、こんなにヒゲを付けておかしくないかな?って迷っていたんですけど、天海さんに『おかしくない、おかしくない』って力強く励ましていただきました(笑)」

作品の設定について
「時代劇も歌舞伎もファンタジックなものがあって良いと思います。歴史上の人物はみんなが思い描いている人物像が正しいとは限らないし、そこがミステリーで歴史の魅力。我々役者も想像力を膨らませられて面白いと思います」

天海さんのヒゲ
「天海さんは初め『笑わないでね』なんておしゃっていましたが、全く違和感はないですね。きっと宝塚時代にも付けてらしたと思いますし。撮影中は逆に付けていない方が不自然な感じがしましたね(笑)」

役作り
「少し男性臭さを出してくださいと言われたくらいで、特に意識はしていません。最近は現代劇のようにさらっと演じることも多いですが、今回は時代劇ならではの所作や立ち回りを意識してやっていました」

時代劇について
「どんどん時代劇がなくなっている中、2夜連続でこれだけの人が集まってこの作品をできるということが本当に嬉しいです。僕が初主演した『丹下作善』という作品で村瀬さんも初プロデューサーで、京都で時代劇について語りあって『またいつか一緒に仕事したいですね』と言ってからそれ以来ご一緒するのは今回が初めてなので、オファー頂いたときに当時の事を思いだしました。そんな思いがあるので是非多くの方々に楽しんでいただきたいと思います。京都の撮影所には古くからの職人さんと言われるような監督やカメラマンさんがいらっしゃるのに、時代劇を作らないと滅びていってしまう。役者としても、時代劇ファンとしてもこれからどんどん面白い作品をやっていけたらなと思います」

現場のエピソード
「撮影中はちょうどシーズンだったので、伊勢谷くんや玉山くんとホテルの屋上のビアガーデンに行きました。約束したわけじゃないんですけど、炎天下の中で鎧かぶってやっているので誰かが『あぁ生ビール飲みたいなぁ』って言ったら、偶然撮影後にみんな集まっちゃったんです(笑)」

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