大奥
〜華の乱〜
-第十話-
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綱吉全快の祝いの宴が庭園で催されることになった。そこで、綱吉は安子と2人きりになって語り始めた。「将軍職を退こうと思う」。そこへ、柳沢が迎えに来た。安子は懐刀を取り出すや「夫の仇」と柳沢に斬りかかった。手をひねり上げる柳沢。「よせ」と割って入る綱吉の体に刃先がめり込む。綱吉は、音羽が見ていることに気づくとその刃をさらに自分に突き立てた。そして、音羽に将軍殺しの証言者の立場を取らせる。崩れ落ちる綱吉。縋り付く安子。綱吉は柳沢に「これがそなたのしたかったことであろう。だが、長丸を手にかけた。それだけが余計じゃった」と告げる。それから安子に向き、柳沢の毒で長丸は死んだが、毒を与えたのは信子だったことを話す。だが、信子たちの恨みを育てたのは自分だったと。瀕死の綱吉は続けた。
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