大奥
〜華の乱〜
-第九話-
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見舞いに訪れた安子に、染子の証言は嘘だと桂昌院は言う。驚く安子に、桂昌院は今の綱吉にはその事実に耐える力はないと続ける。そして、桂昌院は自分が死んだ後は、綱吉を庇って欲しいと安子の手を握り締め、再び発作に見舞われる。
もはや最期かと、綱吉(谷原章介)たちが桂昌院の周りに集まった。桂昌院は最後の力で綱吉に遺言を申し渡す。そして綱吉を寄せ抱きしめた。綱吉もすがりつく。しかし臨終の瞬間、桂昌院が発した言葉は「春日局様…お出迎え恐れ入りまする」。桂昌院は、生涯追い求めた権力の幻影を見ながら息を引き取った。

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