大奥
〜華の乱〜
-第四話-
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桂昌院は信子に右衛門佐を側室に差し出すよう申し入れた。信子は断るが、なんと、右衛門佐本人が承知してしまう。愕然とする信子と安子に、右衛門佐は自分の考えを伝えた。
ある日、右衛門佐と綱吉は二人きりで城内のあずまやに入った。裏には信子と安子が隠れて聞き耳を立てている。右衛門佐は「論語に『難きを先にし獲るを後にす』とあります。上様の側室にしていただくことは、私にとっての幸せ。ならばそれは後回しにせねば」と、巧みにじらす。綱吉はばかにするな、と怒りを露わにした。

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