大奥
〜華の乱〜
-第三話-
[9/10]

遺言では、安子にだけは災いの降りかからないように、身に代えて守って欲しいと成貞に懇願していた。成貞は、その命は阿久里と元夫・成住が身を捨てて守った命であることを忘れるなと安子に告げる。父の言葉を聞き、母と夫の死を無駄にはできないと、安子はあらためて強く自覚した。

強くなることを心に誓う安子。お伝の方に対しても「今一度、同じようなことが起こりましたなら、上様にお願いし、大奥の厄払いをしていただく所存」と、今までにない気概で忠告をするまでになる。

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