大奥
〜華の乱〜
-出演者談話-
Q.信子という女性を藤原さんはどう分析されますか?
「公家出身であるというプライドゆえに、内に抱えたものすごい情念を表に出せないでいる女性です。殿の愛情ももらえず、子も生めないお飾りの姫だと大奥中に噂され、次々と側室が来て子を産んでいくのを横目で見ては、内面はもがき苦しんでいる。そして、どんどん心が歪んでいく。嫉妬の鬼に。。情念の蛇に。。。なっていく。後半の鬼畜な行動を見て、みなさんは怖い女だと思うかもしれませんが、本当に哀しい女性だと思います。
彼女の心のベクトルは、すべてが夫・綱吉に向いているんです。本当に彼の子が欲しかった。心から愛して欲しかった。私だけを見ていて欲しかった。。。んだと思います。私は、同じ女性としてとても理解できます。恐ろしいことをしでかしますが、今は彼女の気持ちになっているので、胸が痛いんです。これからラストに向けて、どえらいことになっていきますが、彼女の抱えている悲しみを大切に演じきりたいと思います。」
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