のだめカンタービレ
-Story-
[10/12]

本番直前、千秋は、ひとり鏡の前に立ち、髪型などをチェックしていた。シュトレーゼマンは、そんな千秋に、なかなかいい傾向だ、と声をかけた。そして、しばらく日本ともお別れだから美奈子にいいところを見せなければ、と言ってステージに向かった。

千秋のピアノで、ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第2番』が始まった。観客たちは、一瞬にしてその世界に引き込まれていた。

まだベンチに座っていたのだめは、探しにきた真澄に急かされてホールへと急いだ。ホールの扉を開けたのだめは、目の前まで迫ってくるようなその演奏に息を呑んだ。

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