泣かないと決めた日
- ストーリー -
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そんな夜、美樹と仲原は会社のエレベーターに乗り合わせる。笑顔になったふたりは食事に行き、その帰り道にお互いの気持ちを確かめ合う。するとそこに妹・愛(川口春奈)が現れる。ケガの治療のため遠距離恋愛中の愛は、美樹をうらやましく思う。
美樹と別れた仲原が自宅に戻ると、またもや自宅前に万里香がいた。部屋の鍵を無くしたという万里香は、業者が来るまでの2時間を近所の公園で過ごそうと思っていると仲原に告げ立ち去る。気になった仲原は万里香を追って公園に行き、一緒に待ってやる。
翌日、美樹と千秋は手作りのポップを持ってデパートに。デパート側の協力もあって、オリーブオイルのキャンペーンは好評を博し売り上げをアップさせることができた。久しぶりに仕事で達成感を感じた千秋は、美樹をランチに誘う。その席で、千秋は自分には気持ちをわかりあえる人がおらずそのためのストレスで万引きをしてしまったのだろう、と美樹に打ち明ける。
その後、ふたりがオフィスに戻ると、早苗の財布がなくなったと騒ぎになる。当然、美樹が疑われるが、そんなとき千秋が美樹ではないとかばってくれる。すると、西島が"みき"のブログに千秋の万引きのことが書かれていると暴露。千秋は顔色を変えると、美樹を信じた自分がバカだった、と態度を豹変させる。
そして、有希子からこのことは公にしないから退職しろ、と迫られる。凍りつく美樹に、千秋らも口々に退職しろ、とにじり寄ってくる。
追い詰められた美樹は仲原に電話をするが、仲原は大豆の偽装問題で駆け回っていた。安西は、偽装は坂東がやったものだと言うが、仲原はそれが坂東ではなく安西が仕組んだものだと察知する。無実の坂東を陥れようとする安西の企てに協力してしまったと気づいた仲原は、安西を探すが見当たらない。そんな折、仲原の動きに気づいた桐野から、この件は、誰かが故意に遺伝子組み換え大豆を混ぜたうえマスコミにリークした可能性があるとの見解を聞く。
一方の美樹は、しばらくして誰もいないオフィスに戻ってくる。ふと自分のデスクを見ると、そこには誰が用意したのか退職願の封筒と用紙が置かれていた。ついに、美樹は限界まで追い込まれてしまった。
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