介助犬ムサシ
〜学校へ行こう!〜
-関谷正征プロデューサー・コメント-

このドラマは、「介助犬」との出会いによって、思いやり、信じる気持ち、勇気など大切なことを思い出し、笑顔を取り戻すまでの過程を描く感動ストーリーで、根底に流れるテーマはずばり、「人間と動物の共生」です。あまたいる動物の中から「介助犬」を選んだ理由は、まず、人間と一番古い付き合いの動物は何かと考えて調べたところ、犬だったことに始まります。1万年位前の石器時代、人間は肉食獣という外敵におびえながら暮らしていましたが、異常に警戒心の強い犬が吠えてくれることによって睡眠を手に入れ、その対価として食事を与えたという事実を知り、人類最古の友は犬ではないかと思いました。そして、今回は実話を基にしたフィクションを作りたいと思っていたので、盲導犬、聴導犬、介助犬など、いろいろな種類の犬について調べた結果、'セラピズム'みたいなものを持った犬の物語、『介助犬ムサシ』に行き当たったのです。このドラマの主人公は、不治の病に冒されるという人生のつらい時期に、犬と出会ったことで癒された少女ですが、「人間誰しも動物に癒された経験がある」という普遍的なテーマ、そしてそんな娘を支える「母と子の情愛」という2つのテーマをドラマの中で丁寧に描きたいと思っています。

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(C)フジテレビジョン