我はゴッホになる!
-* はじめに *-
青森の大地で育まれ、「我はゴッホになる!」と高らかに宣言し、その後「世界のMUNAKATA」となって夢を実現した天才板画家・棟方志功。ねぶた祭の強烈な極彩色と、崇拝する画家・ゴッホの「ひまわり」の燃え上がる色彩、そして、ベートーベンの「第九」の歓喜の歌声を狂おしいばかりに愛し、激しく生涯を駆け抜けた。生まれたばかりの自分の子供よりも創作を優先し、神様が降りてきたように作品を作り続けた。棟方志功の熱く疾走した波瀾万丈の人生を、10月25日(土)放送の土曜プレミアム『我はゴッホになる!-愛を彫った男・棟方志功とその妻―』<午後9時〜11時10分>でお届けする。
棟方志功を演じるのは、小説「陰日向に咲く」が大ベストセラーとなったタレントの劇団ひとり。狂おしいほどの情熱をもって板画に取り組んだ棟方志功の若き日々、ある作品との出会いにより板画に目覚め、青森を舞台にした能をモチーフにした大作「善知鳥」(ウトウ)を完成させるまでの時代を描く。劇団ひとりは今回のドラマが地上波のドラマの主役初挑戦となる。そして、強烈な個性の夫を激しく愛し、子供たちを必死で育てる妻・チヤを香椎由宇が演じる。監督は棟方と同じ青森出身の五十嵐匠。インドシナ半島で撮影をしていたカメラマン・一ノ瀬泰造の鮮烈で短い生涯を描いた「地雷を踏んだらサヨウナラ」(1999)やピュリッツァー賞カメラマン・沢田教一の生と死を描いた「サワダ SAWADA」 (1997) など記録映画や実在の人物を描いた作品に定評のある五十嵐監督が天才板画家の若き日々をどう料理するのかも楽しみだ。
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