向井千秋
- ストーリー -
1952年5月6日。群馬県館林でカバン店「べにや」を営む内藤喜久男(井上順)と妻・ミツ(吉行和子)の間に長女・千秋(菅野美穂・森迫永依)は産まれた。裕文(早川恭崇)、雅文(丸山歩夢)、智晴(加藤ローサ・櫻井詩月)と二人の弟と一人の妹を持つ千秋を、肝っ玉母ちゃん・ミツは、体当たりで育てた。何よりも健康が一番と常に山盛りのごはんを食べさせる。そんな母の遺伝子をそのまま受け継いだ千秋は、幼い頃から活発で、男の子も顔負けのチャレンジ精神旺盛な女の子に育っていった。
そんな千秋が9歳の時。弟の裕文が大腿骨の一部が壊死して骨が壊れていくという極めて深刻な病に冒されていることがわかった。その後ギプスをして不自由な生活を強いられることになった弟を見て、千秋は将来医師になることを決意。数年後千秋は、その夢の一歩として慶応大学医学部へと進学したのだった。
スキーの医学部東日本大会での優勝、そして一升飲み干すほどの酒豪ぶりなどなど、ここでも千秋は男性顔負けの武勇伝を残した。だから…病理学教室の解剖実習のアルバイト募集に千秋が応募してきたことを知った教室の男性たちは、一様にその評判を持ち出し驚いた。だがあらためて千秋の熱意とやる気を確認した中の一人、向井万起男(石黒賢)は、「断る理由もないし、マ、やってもらおうじゃない」と千秋を採用した。これが千秋と万起男の運命の出会いだった。
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