Miss PILOT
Interview #5
山田一男役 藤井流星さん(関西ジャニーズJr.)
□現場はいつも楽しそうですね。
ようやく、ですね。実は、顔合わせの時は緊張のあまりまったく発言できなかったんです。ひとりずつ挨拶する時も、みんなは役についてとかしっかり話してたのに、僕だけ「初めての連続ドラマなので精一杯頑張ります!」だけでしたから(笑)。とにかく緊張してたんです。これまで出演させてもらったのは関西ジャニーズJr.の仲間と一緒だったし、先輩も知り合いもいない中たったひとりでドラマに出演するのが初めてだったので。今思えば、先輩や知り合いがいたらきっと頼ってしまうし、こういう環境で良かったなと思います。同年代の俳優さんから経験談を聞いたりして、いろいろ感じることや学ぶことができてると思います。
□現場で驚いたことがあるとか。
初めてのセットの日、セットの壁が取り外し自由なのに驚きました。撮影の角度によって壁を付けたり外したりするんですが、それを見るのが初めてだったんです。みんなごく普通のことのように受け止めてたから言うのを一瞬ためらったんですけど、これは言いたいなと思って口に出しちゃいましたね(笑)。
□特に男性陣の仲がいいのは見ていても伝わってきます!
関西ジャニーズJr.って、前へ前への人が多いんですよ(笑)。その中だと僕はおとなしい方なんですが、今回は違う環境だし、みんなの輪にとけ込もうと普段より少し気合いを入れて積極的に話しかけたりしました。今ではリラックスできる関係にもなったし、別に気をつかってるわけではないけど、それでもこの現場の僕は今までとは少し違う自分な気がします。
□堀北真希さんや相武紗季さん、斎藤工さんとは?
やはり最初はすごく緊張してたんですが、気さくに話しかけてくださったりして、楽しく話せるようになってきました。ただ1つだけ…不満というほどじゃないんですが、工さんが僕の顔を見るたびになぜか笑うんですよ(笑)。劇中で、教官役の工さんの話にみんなで一斉に返事をするシーンがあるんですが、僕は満面の笑顔で返事の声も大きいんです。あくまでもキャラクターなんですけど、それが工さん的にはどうもおもしろいらしくて。「1人だけ目の輝きが違うんだよ」って言われます。「ジャニーズですから!」って返してるんですが、そうやって返せるくらいの距離にはなりました(笑)。
□演じてる山田一男はどんな人物だととらえていますか?
底抜けに明るくポジティブで、ムードメーカー的存在です。ちょっとうるさいくらいですね(笑)。こういう役も初めてで自分にできるか不安もあったけど、今は楽しみながら演じてます。ただパイロットになるまでにはもう少し落ち着いた男になりたいなという願望はあります。もっとも山田がパイロットになれれば、ですけど(笑)。そして、山田まではいかなくとも現場での自分もムードメーカー的存在になれたらいいなと思っています。
□物語はいよいよアメリカ編です。アメリカでの撮影はいかがでしたか?
すごく楽しかったです。それまでも訓練生同士で仲は良かったけど、アメリカの滞在でさらに距離が縮まった気がします。最初の頃は会話するのも緊張してたんですが、それもなくなったし、すごくいい時間が過ごせました。そのおかげか、山田的にも開花している部分があって今まで以上に弾けてます。周りの人と相談しつつですが、アドリブも入れたりして少し度胸がついた気がします。
□ずばり、今後の山田一男のみどころを!
"ここが"というより、初めての連ドラでわからないことだらけの中で、必死で演じてるので、全部がみどころだと思っていただけるようにこれからも頑張ります。ザ・三枚目のキャラクターとして、ドラマの明るさを引っ張る存在でありたいですね。そして、なんだかちょくちょく叫ぶ男なので、これからも叫んでいこうと思います(笑)!
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