Miss PILOT
Interview #4

小鳥翔役 小柳友さん

小鳥翔をどのような人物だととらえていますか?
「気は優しくて力持ち」ですね。最初に"体は大きいけど、気は小さい"という設定を聞いて、これまでも似たタイプの役を演じたこともあり、今までとは違う感じを出したいなと自分で勝手に役ハードルを上げてしまったんです。「この人はこういうことはやらない」みたいな決めつけをせず、キャラクターを生かしつつ自由にやってみようと。そう思ったまではよかったんですが、自由というのは幅が広すぎて逆に迷うこともあります(笑)。

個性的なチームAの人たちの中で、小鳥のポジションとは?
自分で言うもの変ですが、癒しでありたいと思っています。体力的にも精神的にもハードである訓練で疲れた時に、みんなが落ち着ける場所が僕であったらいいなと思います。

特に男性チームの結束が素晴らしいと聞いています。
集まると楽しくなっちゃうんです。低年齢化してしまって、はしゃいでいます。オンオフの切り替えはしっかりしているつもりですが、オフでもはしゃぎ過ぎの時は冷静な女性陣に引き締めてもらっています(笑)。

相武さんがインタビューでお姉さんになった気分と話していました(笑)。
普通ではありえないほどの距離で飛行機が見られたり、整備場に入らせてもらえたりするので、そのつど「うわっ!大きいな〜!」「おおっ、広いな〜」「かっこいい!」って男子4人は興奮状態なんですよ。その脇を堀北さんと相武さんはスーッと普通に歩いかれていて、さすがだなって(笑)。この男女のギャップはすごいです。今後は相武姉さんのお手をわずらわせることないように注意しようと思います(笑)。

訓練生としての生活はいかがですか?
僕たちは疑似体験だし、期間も約3か月と短いですが、これらの訓練を何年かに渡ってひとつずつ積み重ねている本物のパイロット訓練生の方たちの感動はすごく大きいだろうなと想像します。課題をクリアした時の喜びは、それを意識しながらテンションをあげて演じるようにしています。

女性パイロットの存在は知ってましたか?
知らなかったです。ただ、そう言われてみれば今の時代ならいてもおかしくはないなと思いました。女性の方がメンタル的に強い部分もあるし、そういう意味ではやろうという意志があれば女性でもできる職業だと思います。

5話以降アメリカでの訓練生活に移りますが、アメリカでの撮影はいかがでしたか?
日本では建物などがあり過ぎて決して見ることのできないくらいの大地や、広い空がすごく印象的でした。現地スタッフの方たちの協力もあって、とてもいい空間で撮影ができたと思います。そんな中、僕たち男性陣は本当に浮かれ放題でした(笑)。女性陣やスタッフの方たちはハードスケジュールで撮影されていたんですが、男性4人は夕方くらいに撮影が終わることが多かったんです。地平線に囲まれているような周りに何もない場所だったこともあって、行くところといえばホテル内のパブくらい。そこでひたすら話をしていました。ただ、東京で話すのはくだらない話ばかりなのに、なぜかアメリカでは夢とか普通に語り合っていました。帰国後は再びくだらない話に戻っていて、「アメリカの広い大地がオレたちをそうさせたんだね」って話していました(笑)。

今後の小鳥の注目ポイントはなんでしょう?
実は、今はカッコ悪く見せるためにあえて猫背にしたりなどしているんです。それがパイロットとしての自覚や責任の大きさを感じるようになることで表情が引き締まったり、背筋が伸びてきて、カッコよく見えるようになればいいなと思って演じています。そういう変化や成長も見ていただければ嬉しいです。

小柳さんが感じる、この作品の魅力を教えてください。
僕は、この脚本がとても好きで。キーワードになるような素敵な言葉がいっぱいあるんですよ。3話に出てきた「(きっちり整備することで、自分の)気持ちのネジを締めてるんだ」もそのひとつ。自分たちもそうだなって胸に響きました。僕もきっちり気持ちのネジを締めて撮影に挑みます。

ちなみに、小柳さんの小さい頃に抱いていた将来の夢はなんでしたか?
僕は中国雑技団に入りたかったんです。小学1年生の時に、学校にあった一輪車にハマってそこそこ乗れるようになっていて。それを親に話したら「将来は中国雑技団に入れ!」と。そこから小学3年生くらいまでは、毎日のように一輪車に乗って練習していました(笑)。

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