メイちゃんの執事
*… 第4話(5/5) …*

ルチア宮を出たメイは、湖のほとりで立ち止まった。メイの後を追ってきた忍は、微笑みながらメイに近づき、こう言った。「私のお仕えするルチア様は柴田理人を求めている。柴田理人も、ルチア様を求めている。ならば…傷ついたあなたを私が癒すこともできるかと…」。そういいながら、静かにメイに顔を近づける忍。次の瞬間、メイは、忍の足を踏みつけ、彼から離れた。「今度やったらボコボコにするから。私は覚悟決めているから」。メイは、そう言い残して去っていた。

少し離れた木の後ろからそのようすを見ていた剣人は、メイを呼び止め、執事とは恋愛禁止だという規則はわかっているだろう、と告げる。剣人には関係ない、と反発するメイ。「関係あんだよ!」。剣人は、そう言いながらも、それ以上何も言うことができず、その場から逃げるようにして走り去った。

あくる日、メイがクラスに向うと、生徒たちが騒いでいた。その中心にいたのは、ルチアと忍だった。「今日からこのクラスで一緒にお勉強させていただくわ」。ルチアは、そういってメイに微笑みかけ…。

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