名前をなくした女神
ストーリー 第9話
今夜ついに解禁! 本当の敵が今隣に
『ひまわりの子幼稚園』でバザーが行われ、侑子(杏)も手作りのドールハウスを出した。そこで事件が起きた。会場にいた母親たちの携帯電話に、一斉送信で写真が送り付けられたのだ。それは、レイナ(木村佳乃)と結城(萩原聖人)が一緒にいるところを撮影したもので、メールの本文には「不倫発覚。著しく風紀を乱すこの2人を追放しましょう」とあった。騒然となる母親たち。写真を見た功治(平山浩行)は、結城に真偽を問いただした。メールが届く直前、真央(倉科カナ)が2階で携帯電話を操作しているところを目撃した侑子は、彼女を追いかけて問い詰めた。しかし真央は、証拠はあるのか、と開き直る。
この事件を受けて、幼稚園では緊急の保護者会が開かれることになった。母親たちの多くは、レイナと結城を非難した。侑子は、誰が送ったかも分からないような写真でレイナたちを責め立てるのはおかしいと主張した。だが、事実がどうであれ幼稚園の保護者会でこういう議題が上がること自体が問題だ、と言われると反論できなかった。結城は、レイナとの件は誤解だと釈明し、皆に頭を下げる。そして、結婚の予定があり、桃組の卒園式後に実家近くの幼稚園に移るつもりだったから、その時期を早めることで責任を取りたい、と皆に告げる。
ロケで沖縄に行っていた圭(KEIJI)が帰宅した。圭は、友人と飲食店を共同経営するために探した店舗物件を、利華子(りょう)が勝手に断ってしまったことを知り、激怒する。
そんな折、東郷チャイルドスクールでは、本番の受験に向けた模擬親子面接が行われる。侑子と拓水(つるの剛士)はもちろん、ちひろ(尾野真千子)と英孝(高橋一生)、利華子と圭、そしてレイナと功治も、子どもと一緒に百合子(夏木マリ)ら塾スタッフとの模擬面接に臨んだ。
別の日、結城は、桃組の園児たちにお別れのあいさつをする。結城は、どんなときでも自分で自分を大好きだと言える人間になってほしい、と園児たちに告げた。健太たちは、それぞれ結城に手作りのカードを手渡し、歌を歌った。
侑子は、別のクラスのママ・里子(秋本祐希)から声をかけられる。夫が経営しているインテリアショップで、侑子が作ったドールハウスを売りたい、という申し出だった。
利華子は、圭の旅行バッグの中に、離婚届が入っていることに気づく。そこには、すでに圭の署名と捺印があった。
東郷チャイルドスクールではテストが行われた。答えがわからなかった彩香(小林星蘭)は、隣の席だった健太の答案を見てしまう。
利華子と行きつけのカフェに立ち寄った侑子は、里子から仕事の依頼があったことを話す。そのとき利華子は、侑子が明峰学園幼稚舎の願書に添付する家族写真を写真館で撮ったことを知る。侑子たちの幸せそうな写真を見ていた利華子は…。
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