名前をなくした女神
ストーリー 第8話

もう許さない…! 幼稚園最大のスキャンダル
侑子(杏)は、リストラの対象になったことを黙っていた拓水(つるの剛士)に怒りをぶつける。しかも、侑子はその件を、ハローワークから拓水が出てくるところを見た利華子(りょう)から聞かされていた。拓水は、侑子が不安になったら健太(藤本哉汰)のお受験を諦めようと言い出すかもしれないと思ったから、先が見えてから話そうと思った、と弁解した。それに対して、お受験を言い訳にしないでほしいと反発する侑子。そのやり取りを偶然聞いてしまった健太は、あくる朝、ふたりにケンカの理由を尋ねたが、取り合ってもらえなかった。

別の日、健太やレイナ(木村佳乃)の娘・彩香(小林星蘭)たちが受験する予定の名門私立・明峰学園幼稚舎のオープンスクールが開催される。
功治(平山浩行)は、彩香のためにゴルフをキャンセルして参加した。利華子と圭(KEIJI)も、空斗(今井悠貴)に留守番を頼んで海斗(内田淳貴)を連れていく。が、安野家だけは、英孝(高橋一生)と爽(長島暉実)のふたりだけで参加した。ちひろ(尾野真千子)は行かなかった。
健太は、受付で出会った幼稚舎の職員から「頑張って」と声をかけられた。すると健太は、お受験をしたくない、と言い出す。健太は、羅羅(谷花音)との一件があった際に、どんなことでも話す、と約束していたにもかかわらず、ケンカの理由を教えてくれない侑子と拓水に対して怒っていた。それを知って深く反省した侑子たちは、健太にすべてを打ち明けて今後のことを話し合い、いままで通りお受験に向けて頑張る決意を固める。

夏休みに入った。健太や彩香らは、夏休み用のホームワークノートで勉強を続けていた。侑子は、今後の教育費やローンの返済予定などを照らし合わせながら、家計を見直していた。拓水は、再就職先を探していたが、なかなか見つからなかった。

英孝は、爽の面倒を見ながら、家事をこなしていた。何もせずにじっと座っていることが多かったちひろは、そんな英孝の姿を見かねて弁当作りに協力する。

レイナは、結城(萩原聖人)のために弁当を作り、彼がフットサルをしているグラウンドまで届けた。結城は、そのお礼だと言ってレイナにスニーカーをプレゼントする。

一方、真央(倉科カナ)は、キャバクラでのアルバイトを続けていた。深夜までの仕事のせいで、羅羅がお腹をすかせていても食事を作らないなど、生活は次第にすさんでいく。
ある夜、仕事帰りの功治は、パジャマ姿のままでマンションのロビーをうろついている羅羅を見かけ、自宅に連れて帰る。羅羅から事情を聞いたレイナは、迎えに来た真央に、無理し過ぎだ、と言い放つ。

侑子たちは、利華子の一家も誘ってバーベキューをしに行く。そこで空斗は、ママを悲しませないでほしい、と圭に頼んだ。

レイナは、彩香を実家に預けて、結城と一緒に海に出かける。その帰り、車で送ってもらったレイナは、結城の手を握って感謝の気持ちを伝えると、これからは彩香のママに戻る、と告げた。真央は、そんなふたりの姿を偶然目撃し…。

そんななか、ひまわりの子幼稚園のバザーが行われる。侑子は手作りのドールハウスを出した。拓水はもちろん、功治や圭らも参加した。
そのとき、会場に来ていた母親たちの携帯電話が一斉に鳴り出す。送られてきたのは、レイナと結城の写真だった…。

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