魔女裁判
- 第5話 -
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後日、お見舞いに病院を訪れたいずみだが、鏡子は関係者以外面会謝絶のままだった。するとロビーで香織に声をかけられた。香織は自分は面会が許されているからといずみが持ってきた花束を預かるが、いずみの姿が見えなくなると花束をゴミ箱に捨ててしまう。帰ろうとしたいずみは進藤に会いに来た徹と出くわし、2人で会うことに。徹が買収組織に裏切られたのではないかと問い詰めても知らないの一点張りだった進藤だが、いずみは進藤が困ったときに無意識に親指をこすり合わせるというクセを見逃さなかった。相談があるといういずみと昼食をとることになった徹だが、直後に香織から昼食を誘う電話がかかってくる。言葉をにごして断り、いずみと並んで帰っていく徹の姿を香織は窓から見ていて…。
裁判員が裁判所に集められ、美濃部裁判長(岸博之)から鏡子の容態が回復するまで公判が延期されることが告げられた。予定より期間が長くなるため10日以上は無理だと言っていた奥寺梨華(末永遥)と内海信恵(松本じゅん)は補充裁判員に引き継ぐように言われるが、2人は慌てて続けることを告げる。帰り際、徹は梨華と内海と田所秀雄(中村靖日)に脅している相手と戦おうと持ちかけるが一蹴されてしまう。
翌日、徹は大量のTシャツをダンボールに詰めて訪問販売を始めた。まったく買ってもらえないままいずみの家にも行くが、やはり追い返されてしまう。その様子を監視していた水島真紀子(滝沢沙織)から報告を受けた黒川はあることに気付きいずみに電話を入れる。意思を確認する黒川にいずみは怯えながらももう言いなりにはならないと言い切った。実は、徹の訪問販売はダミーでダンボールにいずみの娘・舞(磯野光沙)を隠して安全な場所へ避難させていたのだった。いずみからの報告を受け1人救えたことに喜ぶ徹だが、直後、黒川から電話がかかってきた。正体をつかむと意気込む徹だが、電話から聞こえてくる音で黒川が近くにいることを察する。一方、付きっきりで鏡子の看病をしていた香織は引き込まれるように鏡子に顔を近づける。その瞬間、鏡子の目が開いた。そして、周りを見回していた徹は、遠くに黒川を発見。黒川は不敵な笑顔を浮かべ…。
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